PB「食の幸」の総菜化が加速! 新店「千葉中央店」の売場に見る、西友の総菜戦略最前線
弁当はビジネスパーソンの昼食利用を意識したラインアップ
おかず類の向かい側の平台では、弁当や寿司、おにぎりを販売する。取材時は、「だし香るロースかつ重」や「厚切り!鮭弁当」など、「食の幸」の素材を使用したこだわり商品をエンド部分に陳列していた。


管理栄養士監修の「Healthy Box」シリーズは、「タンパク質がたっぷり摂れる!トマトキーマカレー」(499円)や、オメガ 3 脂肪酸を含む「食の幸 玄米鶏」を使用した「玄米鶏のおろし竜田弁当」(499円)などの健康に配慮した商品を揃える。

おにぎりやサラダなどを追加してもワンコインで収まるお得感がコンセプトの「ポケット弁当」シリーズは、各299円で販売する。「アジフライ弁当」「ハンバーグ&コロッケ弁当」「白身フライ&焼肉弁当」の3SKUを揃え、売場ではPOPを掲示して値ごろ感を訴求していた。

また、取材時は「うな重」(799円)、「うなぎづくし」(499円)など、土用の丑の日を意識した季節感のある商品も販売していた。

寿司は、人気のネタを詰めた「にぎり寿司 華」(699円)などの商品のほか、海苔巻きやいなり寿司、太巻きを組み合わせた商品を揃える。丼ものは「サーモン三種の海鮮丼」「マグロ三種の海鮮丼」(各499円)などのほか、うどんとのセット商品も販売していた。

レジ前では、和総菜やサラダ、麺類を展開する。和総菜は、ひじきの煮物や肉じゃが、れんこんのきんぴらなどの定番商品を250円前後で販売する。

サラダでは、通常商品のほか、昼食や晩酌での“もう1品”にちょうどいいカップサラダシリーズ「ごちDELI」を展開する。「ジュレで食べるトマトペンネサラダ」「サーモンバジルのマリネ」「パンチェッタとバジルマヨのポテトサラダ」など5SKUを揃える。

以上の商圏特性に即した品揃えにより、千葉中央店は地域住民や近隣で働くビジネスパーソンのニーズに応え、支持拡大をめざす。