アルビスとエフピコ、水平リサイクルの協働強化でCO₂削減に貢献

アルビス(富山県)は6月5日、エフピコ(東京都)と約30年にわたり取り組んできた「トレーtoトレー」「ボトルto透明容器」の水平リサイクルにおいて、協働体制をさらに強化すると発表した。
同社は、68店舗を対象に、使用済みの食品トレーやペットボトルを回収・再生し、再び売り場で使用する「ストアtoストア」型のリサイクルを推進。エフピコと連携し、店舗を起点とした循環型リサイクルの仕組みを活用している。
この取り組みは、「お店が地域のエコリーダーになる」という理念のもと、店頭に設置した回収ボックスで地域住民から使用済み資源を回収するもの。2024年度は、食品トレー367トン、ペットボトル792トンを回収し、これらから再生された「エコトレー®」や「エコAPET」は、肉や魚、惣菜、寿司容器などに広く活用された。これにより、年間717トンのCO₂排出削減に貢献したという。
アルビスは今後も、エフピコとの協働を深めながら、店舗・店頭を通じた環境活動の発信を強化し、持続可能な循環型社会の実現に向けた取り組みを継続していく方針だ。