ローソン、宅配専用「ゴーストレストラン」北海道初導入、札幌20店舗で宅配開始

ローソン(東京都)は、5月22日から、デリバリー専用に開発した商品を店内厨房で調理し届ける宅配サービス「ゴーストレストラン」を北海道のローソン店舗に初めて導入した。5月22日に「まちかど厨房」を展開する札幌市内の20店舗に導入し、今後店舗数を拡大する予定だ。
導入するサービスは、お客がUber Eatsのアプリを通じて注文したローソンとは異なるブランド名(屋号)の出来立て商品を、ローソンの店内厨房で調理して届けるゴーストレストランとなる。展開ブランドは、スパゲッティを中心とする「スパゲッティの小屋」、炒飯を中心とする「炙りチャーシュー炒飯店」、フライドポテトなどを中心とする「Fried Foods Shop」の3ブランドだ。
ローソンは2022年からゴーストレストランの実証実験を開始し、2025年4月末時点で東北・関東・中部・近畿・九州の約450店舗に導入している。先行導入しているエリアでは、飲食店が閉まる深夜帯の受注件数が多く、買い合わせとしてローソン店舗で販売する「からあげクン」やソフトドリンク、アルコールなどの注文が増加している。
また、店舗の生産性向上という点では、朝食や昼食需要に応じて弁当やサンドイッチを調理する「まちかど厨房」の空き時間の有効活用にも寄与している。