マミーマート、中間決算は営業収益が18.1%増
マミーマート(埼玉県)が5月9日に発表した2025年9月期第2四半期決算(連結2024年10月1日~2025年3月31日)は、営業収益が前年同期比18.1%増の934億1,800万円、営業利益が4.2%増の43億2,200万円、経常利益が2.2%増の45億3,800万円となり、大幅増収・増益で上期を折り返した。
中間期の売上高・利益はともに過去最高を達成。スーパーマーケット事業は、既存店の売上高が前年同期比9.8%増と伸長し、これに新規出店の売上高が上乗せとなったことから好調に推移し、売上高は18.4%増の920億1,000万円、セグメント利益は3.6%増の42億6,800万円と大きく伸長した。
展開を進める2つの新フォーマット(「生鮮市場TOP!」「マミープラス」)が、“競争力ある価格”と“商品開発力”を前面に押し出し、顧客の節約志向と価値ある商品に対するニーズを的確にキャッチ。売上高を大きく伸ばした。
販管費は、新規出店と既存店の改装による設備投資と出店関連費用の増加に加え、人への投資・処遇改善などを行ったことで増加したが、従来から取り組んでいるローコストオペレーション運営の施策であるLSP(Labor Scheduling Program)や、効率化を目的としたRPAをはじめとするデジタル関連への投資も行い、人員の適正配置の精度をあげた結果、人件費率は適正に推移。また、既存店の2ケタ近い伸長が想定以上の成果を生み、コストの増加を吸収した。
売上総利益率は1.35ポイント低下して22.45%となったが、売上総利益は売上高の伸びを反映して21億6,300万円増加し、営業総利益は21億5,500万円の増加。販管費は19億7,900万円増加したが、営業総利益の増加分が吸収し、営業利益で1億7,600万円増やした。
2025年9月期の連結業績については上方修正を行い、営業収益は前回予想から50億円増の1900億円(前年同期比18.2%増)、営業利益で4億5000万円増の67億円(同4.1%増)、経常利益で4億5000万円増の71億5,000万円(同2.8%増)、純利益で2億5000万円増の50億円(同5.6%増)を見込んでいる。