アークス、本決算は売上高が初の6,000億円超えも減益
アークス(北海道)が4月14日に発表した2025年2月期決算(連結2024年3月1日~2025年2月28日)は、売上高が前期比2.8%増の6,082億円、営業利益が5.3%減の159億円、経常利益が4.9%減の175億円、純利益は6.0%減の110億円となり、売上高は初の6,000億円超えとなったが、減益で着地した。
連結財政状態については、総資産が76億9,000万円増の2,826億6,200万円、純資産が62億2,800万円増の1,840億3,700万円、自己資本比率は0.4ポイント改善して65.1%となった。
連結会計年度末の店舗数は、2店舗を閉店したことで計375店舗となったが、ユニバースが1店舗を移転開店したほか、既存店の活性化を図るため、ラルズ4店舗、ユニバース4店舗、ベルジョイス6店舗、福原2店舗、道北アークス2店舗、東光ストア2店舗、道南ラルズ2店舗、道東アークス1店舗、オータニ1店舗の計24店舗で改装を実施。うち7店舗をスーパーアークスへの変更を伴う改装を行った。
既存店については、節約志向の環境下、客数は0.1%減となったがほぼ前年並みを維持。1点単価は3.7%増、1人当り買上点数は1.2%減で推移し、既存店客単価は2.5%増、既存店売上高は2.5%増と伸長した。
売上総利益率は25.1%。第4四半期における競合出店の影響もあって通期で0.2ポイント低下。販管費は予算内執行で推移し、第4四半期はさらに経費節減に努めたが、人件費や減価償却費の増加などもあって、売上高販管費率は0.1ポイント増の22.5%と上昇。売上総利益が35億2,200万円増にとどまり、販管費が44億1,600万円増えたことで、営業利益は8億9,500万円減少した。
2026年2月期の連結業績については、売上高で2.4%増の6,230億円、営業利益で2.9%増の164億円、経常利益で2.6%増の180億円を計画。増収増益の決算を予想した。